最新のお知らせ-東京ダンスセラピープロジェクト

支援者のためのこころとからだのワークショップ

2/6(土) NPO法人三鷹陽だまり企画と共催で「障がいのある方や高齢の方への支援に携わっている方を対象にこころとからだのワークショップ」を開催しました。2010年に始めたこのワークショップは、今回で6回目になります。マインドフルネスとダンスセラピーを体験的に学びながら、からだとこころに対する気づきを深めるワークを行ないました。参加者の皆さんと集中して取り組み、多くの気づきが得られた良い時間になりました。

被災者支援の活動報告

一月ほど前の2016年3月7日(月)、東京ダンスセラピープロジェクトのスタッフは、立教大学の熊上教授のお誘いを受け、震災により福島県から埼玉県に避難している方々のもとを訪ねてダンスセラピーで交流しました。昨年は2回行ったので、今回が3回目になります。会場に着くと半年ぶりの再会に皆さんが手を振って温かく迎えてくれました。そして70代から90代まで多くの方が参加して下さいました。今回は相馬盆歌を手拍子で歌うことから始まり、イメージ豊かに双葉町の山に登って声を掛け合ったり、子供の頃の遊び(ベーゴマやメンコ、手毬や手合せうたなど)を楽しんだり、双葉町の様々な景色や面影を思い出しては「あれは良かったなぁ~」と皆で感慨に耽ったりしました。後半は皆で一緒にイメージの炬燵に入って温め支え合ったり、双葉町の自然の恵み、山の幸、海の幸を思い出したり。最後は、まるで一本の大きな桜の木の下に皆で集っているようなイメージを共有しました。皆さんが「さくらさくら」を歌いはじめ、花びらに包まれる…そんな素敵な時間を過ごさせていただきました。
昼食時も皆さんとお話しました。震災から5年経ちましたが、まだまだ難しい問題を抱えていること、またそのような辛い状況の中でお互いに助け合っていらっしゃることを感じました。人は人との関わりが支え、力になるんだとあらためて学ばせていただきました。今頃、本物の桜の下で、皆でお花見しているでしょうか。また訪ねたいと思います。

鎌倉市親子のたまり場ドロップインでお母さんのためのダンスムーブメントセラピーを開催しました。

2016年3月11日11:00~12:00の1時間、鎌倉市の子育て支援団体ブーケの会が月に一度実施している親子のたまり場ドロップインにて「おかあさんのためのダンスムーブメントセラピー」を開催しました。

開催日は真冬の寒さで冷たい雨が降っている中、8組の親子が参加されました。日ごろ育児でなかなかご自身の身体を動かしたり、ケアする時間が持ちづらい未就学児のお母さん方を対象に行われたため、お子さん達は同室でスタッフが見守りました。

ゆっくりと自分の身体をさすり労ったり、深い呼吸と共に脱力したり、力こぶを見せ合ったり、一人一人を支えて思いっきり伸びをしてもらう場面が印象的でした。お母さん方からは「久しぶりにこんなに動いた」「深呼吸をたくさんした」「あたたかい気持ちになった」「お花のような感じ」「肩にたくさん荷がのっていたな」等感想をいただきました。

「ママ~」とワークショップの途中でやってくる子供たちもいる中で、参加者の方々はできる範囲で参加されていました。お子さんを気にかけながら参加されるという状況でどのようにワークショップをすすめていけばよいか、今後、工夫をしていきたいです。

アメリカでは乳幼児とその親を対象としたダンスセラピーはよく行われているそうですが、日本ではあまりされていないとの報告を目にしました。子育て中のお母さん方にダンスムーブメントセラピーを体験していただく機会を増やせたらいいなと思います。

峰岸由香

2015年度のセミナーとワークショップが終わりました

2015年度はプライマリーⅠ&Ⅱのトレーニングセミナーと、2回のワークショップを開催しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今年度は多くの方にお申込みいただき、キャンセル待ちでご迷惑をおかけすることもありました。内容の充実と安全の観点からどうしても人数に限りがありますが、次年度もひきつづき皆様とダンスセラピーを学ぶ場を設けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

2013トレーニングセミナー プライマリー1を終了しました

10月13~14日の二日間でトレーニングセミナー プライマリーⅠを実施しました。素晴らしい参加者に恵まれた、豊かなグループでした。例年通りリードの練習やラバンのエフォートに取り組みましたが、新しい出会いが新しい力動を生み出し、何度も繰り返してきたワークにもまた新しい発見がありました。主催側の私たちにとっても充実した二日間となりました。

参加者の皆様、ありがとうございました。

 

 

「体験ワークショップ」を開催しました

2013年6月16日、武蔵境の木下ダンススタジオで「体験ワークショップ」を開催しました。

あっという間の5時間でしたが、皆で即興的ダンスセラピーを体験したり、グループダイナミクスやダンスセラピーで活用されるテクニックについて学び合う時間を持つことが出来ました。参加した方々から、「久しぶりに、こころと身体のつながりを感じた」「ちょっとしたテクニックを生活の場で活かしたい」「仕事に活かしていきたい」等の感想をいただきました。参加者の皆さまと創り上げた素晴らしいグループだったと思います。どうもありがとうございました。

今回キャンセル待ちのため参加できなかった皆さま、申し訳ありませんでした。またワークショップを開催したいと思いますので、参加の希望を教えて下さい。どうぞ、よろしくお願いします。

いろいろな障がいを持つ方とダンス!

3月23日(土)、「三鷹市障がい者地域自立生活支援センター“ぽっぷ”」主催のフリースペースにお邪魔して、ダンスセラピーをしてきました。

身体・知的・精神など、様々な障がいを持ちながら地域で暮らす方たちが集まって和やかな時間を過ごす“フリースペース”。ダンスセラピーは障がいの種類や重さにかかわらず、皆が楽しみ豊かな気分を味わえる活動です。

この日も参加された方々それぞれが個性を生かし、持てる力を分かち合って、素敵なダンスになりました。

企画してくださった“ぽっぷ”の宮城さん、ありがとうございました!

2012年度 こころとからだのワークショップ

10月27日、今年二回目となる「グループホームひだまり(三鷹市)」の主催によるワークショップを行いました。

今回は動作を通じたケア対象者への理解を目的に、ロールプレイに取り組みました。

参加された皆さんが、言葉での交流が難しい対象者との関わりを築こうとする姿勢や、言葉と裏腹な思いをくみ取ろうと務める姿勢は、真摯で美しいものでした。

そこにはケアの対象者に寄せる思いがちりばめられているようであり、秘密の宝箱をそっと開いて見せていただいているようでもありました。

開催に骨を折ってくださった堀内姉、ひだまりのみなさんありがとうございました。

こころとからだのワークショップ

*「こころとからだのワークショップ」をしてきました*

3月17日、三鷹市でNPO陽だまり企画のお力を借りて地域でがんばるコメディカルの人たちを対象としたワークショップを開催しました。

三鷹駅からほど近く、広々した産業プラザの贅沢な一室でのダンスワークでした。

昨年度は「ダンスセラピーを学んでもらおう!」と、こちらの鼻息も荒かったのですが、今年は「ケアしてる人たちへのケア」の時間を作ることを大切にしました。

ケアする側でさえクタクタになったこの一年、まずは私たちが心身のメンテナンスをしないと誰かのお役になんてたてません。

というわけで、この日は長谷川病院時代からの戦友堀内久美子姉のサポートで、しっとりと深く優しいワークになりました。

堀内さんって、そういう人なんですよね。(時々プロジェクトのワークにも来てくれるので、機会があれば遭遇できます)

互いの身体の優しさに触れながらグループが一つの塊になってたたずみ、暖かい春の雨がそぼ降るなか、ただただ静かに潤されていく身体を感じましたよ。

集団精神療法学会 ワークショップ

*集団精神療法学会大会でワークショップを実施しました*

 

3月10・11日に明治大学で開催された集団精神療法学会大会でワークショップを実施しました。

抄録にも記したとおり、当初はグループでのミラーリング体験についてのワークショップを予定していましたし、当日はもちろんそうした体験の時間も持ちました。

でも、昨年の大震災からちょうど一年のこの時を迎え、私たちの心と体が自然と向かった先は「身体全体で生きている喜びを感じられるダンス」「支えて・支えられる身体のダンス」でした。

この日のワークの最後は、皆で輪になり座ったあと、一人一人が順に隣の人を支えて立たせるという動き。単純だけど美しくて、なんだかジーンとしてしまいました。

この学会に出ていつも思うことは、会員の方たちの暖かさと真摯さです。ヒトカドの先生方も、とてもまじめに集団や臨床というものに取り組んでおられる。そうした方たちが、本当に真っ新になってダンスのワークに取り組んでくださり、とても感動しました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。

それにしても、宮城さんと峰岸さんと一緒にやるワークはすごいパワーを生み出しますね!