被災者支援の活動報告
2016年4月05日
一月ほど前の2016年3月7日(月)、東京ダンスセラピープロジェクトのスタッフは、立教大学の熊上教授のお誘いを受け、震災により福島県から埼玉県に避難している方々のもとを訪ねてダンスセラピーで交流しました。昨年は2回行ったので、今回が3回目になります。会場に着くと半年ぶりの再会に皆さんが手を振って温かく迎えてくれました。そして70代から90代まで多くの方が参加して下さいました。今回は相馬盆歌を手拍子で歌うことから始まり、イメージ豊かに双葉町の山に登って声を掛け合ったり、子供の頃の遊び(ベーゴマやメンコ、手毬や手合せうたなど)を楽しんだり、双葉町の様々な景色や面影を思い出しては「あれは良かったなぁ~」と皆で感慨に耽ったりしました。後半は皆で一緒にイメージの炬燵に入って温め支え合ったり、双葉町の自然の恵み、山の幸、海の幸を思い出したり。最後は、まるで一本の大きな桜の木の下に皆で集っているようなイメージを共有しました。皆さんが「さくらさくら」を歌いはじめ、花びらに包まれる…そんな素敵な時間を過ごさせていただきました。
昼食時も皆さんとお話しました。震災から5年経ちましたが、まだまだ難しい問題を抱えていること、またそのような辛い状況の中でお互いに助け合っていらっしゃることを感じました。人は人との関わりが支え、力になるんだとあらためて学ばせていただきました。今頃、本物の桜の下で、皆でお花見しているでしょうか。また訪ねたいと思います。